為替レートの値動きやチャートをじっと眺めていると、どんどん短期的な動きが気になり始めます。
なぜ上がったのか、なぜ下がったのかと気になり始め、ついにはきっと1分毎、10秒毎の値動きです。
トレンドとは、英語を直訳すれば「傾向」や「動向」ですが、マーケット用語としての意味も同じです。
そして相場には、「上昇トレンド」「下落トレンド」「横ばい」という3つのトレンドがあります。
現状の相場が、この3つのトレンドのうち、どれに当てはまるかを考えたら、次に具体的な取引手法を考えます。
たとえば、いまが「上昇トレンド」の最中で、このトレンドがまだ続くと思えば、その流れについて行く「順張り」が適しています。
ちなみに順張りは「トレンドフォロー」という言い方もあります。
一方、いまが「上昇トレンド」でも、トレンドの終わりに近いとみれば、トレンドが転換する水準を待って売りから入る手法もあります。これが「逆張り」です。
そして、ある一定の幅(レンジ)で行ったり来たりを繰り返す、横ばい、つまりレンジ相場が続きそうであれば、逆張りが最も適しています。
レンジの高値圏で売り(戻り売りSell On Raily セル・オン・ラ
リー)、安値圏で買う(押し目買いBuy On Dips バイ・オン・ディッブス)、を繰り返すのです。
このように相場が横ばいのときには、レンジの上下で逆張りを繰り返すことになりますが、それは売り買いを行なうべき水準を見分けやすいからです。